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【何が問題なのか】アニメオタクとピーター・パン・シンドロームの関係について考えた

この記事は約10分で読めます。
結論(私の考え)

アニメオタクそのものが問題ではない。
問題は誰もが向き合うべき葛藤と向き合う事なしに自分の望むファンタジーの形(アニメ)に閉じこもってしまうこと。

私の経験&反省を元にした内容です。
この記事はアニオタの方々に対する批判ではありません。
また、アニメーションに携わる関係者、その他の皆様を馬鹿にしたりする気持ちは一切ありません。
それでも気分を害されたら申し訳ありません。

それではお付き合いください。

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なぜか好んで見ていた萌え系が見られなくなった

私はアニメが好きです。おっさんになった今でも好きです。
ドラゴンボールZNARUTO鬼滅の刃はコミックからよく見ていました。

ただ、高校時代~大学時代に好んで見ていたKanon、D.C. 〜ダ・カーポ〜やとある科学の超電磁砲といった萌えの類は全く受け入れられなくなりました。
非常に強い違和感を感じるようになったからです。
他の方が見ていることや話を聞くだけなら全く問題はありません。
しかし私が実際に見る側になるとどうしても駄目になってしまいました。

若い頃とおっさんになった今で私自身に何が起こったんだろうと次第に考えるようになり、調べた結果この記事を作るに至りました。

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ピーター・パン・シンドローム:ゆがんだ自尊心の原形

参考文献です。

青年期の自立にかかわる諸問題(2) :
ピーター・パン・シンドロームと男性の自立
永江 誠司 福岡教育大学

1994年の文献ですが非常に良い内容と思いました。
現代男性の自立と成熟についてピーター・パン・シンドローム(ピーター・パン・症候群)の視点から考察しています。
ピーター・パン・シンドローム(ピーター・パン・症候群)は文献で端的にまとめられています。

Kiley(1983)の説明するピーター・パン・シンドロームは、心理学的にみると無責任,不安,孤独,性役割の葛藤の基本症状と,ナルシシズム(自己愛),ショービニズム(男尊女卑)から成る成熟拒否症候群ということになる。
このシンドロームには発達的視点が導入されており、思春期から青年後期にかけて先の6つの症状が漸次的に出現してくると仮定されている。
したがって,ピーター・パン・シンドロームは,この時期における人格発達の病理的展開を示すものと言える。

青年期の自立にかかわる諸問題(2) :ピーター・パン・シンドロームと男性の自立 永江 誠司 福岡教育大学

仮定ではあるものの、ピーター・パン・シンドロームは思春期から青年後期にかけて漸次的ぜんじてきに出現することから、誰もがみな直面する症状であることが分かります。
実際に中学・高校・大学時代に引用文のような経験で思い当たるふしがあるのではないでしょうか。
仮定の確からしさの確認としても、一度、読んでみることをおすすめします。

振り返ってみれば、私の高校時代は例外なくピーター・パン・シンドロームでした。
改めて文献の通りと感じます。

私のシンドロームの内容

中学時代は人並みに勉強もスポーツもできており、男女共に仲良くすごし、理想の学校生活を送ることができていました。
子供なりに人生の絶頂期と錯覚するような、成功体験でした。

しかし高校に入ることで勉強もスポーツも上には上がいることを思い知ります。
いままで考えもしなかったことですが、その時から人と比べることを相当に意識をするようになりました。
この人と比べる事は私にとって相当に苦しいものでした。

誰しも通る道ではありますが、当時の私は人と比べる苦しさを克服することができませんでした。
中学の頃の成功体験が足かせとなったからです。
なんでもできる(と思い込んでいた)自分を基準にし万能な自分像を作り込み「こんなはずではない」と固執していました。

その結果、周りに素直に助けを求める事が出来なくなりました。

私は苦しさと向き合う事ができず、現実を見なくなっていきました。
次第に無責任なくせして理想だけは高い、理想と現実のギャップを埋める努力をすることもなくなっていきました。
それどころか、過去の万能な自分像を元にした妄想というサクセスストーリーをいつも考えるようになりました。
俺は本当はデキるやつだ、と。

この時、すでに私はナルシシズム(自己愛)とショービニズム(男尊女卑)が際立っていました。

私は次第に妄想(サクセスストーリー)だけでは満足しなくなっていき、別の手段を望むようになりました。
目に見える形を求めていたからです。

そんな中、私の妄想が目に見える形になったものがありました。
アニメでした。
ジャンルは萌え。
私は現実に向き合うことを拒否してファンタジー(アニメ)に逃げていきました。

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ファンタジー(完璧な世界)に閉じこもる

今の段階では違和感を感じてしまうのですが、当時の私にとっては萌え系アニメは感動を覚えたほどの衝撃でした。
私の思い描く完璧な世界があったからです。
悪く言えば男からみたただただ都合のよい展開でした。

完璧な世界は私を満たしました。
心は浄化されたような気分(カタルシス)でした。

この内容をピーター・パン・シンドロームの心理学的症状と照らし合わせ、何が症状を満足させたのか照らし合わせます。

心理学的症状症状を満足させた内容
無責任主人公の環境的背景や性格
・記憶喪失(現状からのリセット)
・細かいことは気にしない(周りが許してくれる)
不安心のよりどころがたくさんある
・母性あふれた親(いつでも頼れる)
・友人(男キャラもふくむ)
孤独人間的なつながり
・ヒロイン、親や友人との日常の何気ないやり取り
性役割の葛藤バリエーション豊富なヒロインの性格
・明るい(能天気ふくむ)
・おっとり
・しっかり者
・エリート
・ポンコツ(天然)
 など、
ナルシシズム①ヒロイン全員が美人orかわいい(親さえも)
②ヒロインたちは(必ず)主人公に好意をもつ
③ヒロインに囲まれても喜ばない主人公の性格
ショービニズム①逆転ストーリー(主人公の男としての優位性の証明)
・ヒロインが窮地にたたされるロストの展開
・主人公によるヒロイン救済の展開
・そしてお互い結ばれるハッピーエンドの展開
②CVを担当される声優担当者様
③ヒロインの特有な幼い外見(親キャラでも20代に見える)
萌え系アニメによるピーター・パン・シンドロームの心理学的症状を満足させる内容(カワッターの場合)

上記は私のパターンであるため、他の方も同じようなパターンになることはないと考えます。
「え、この内容こっちやん?」や「それこの内容ちゃうやん?」と感じると思います。
ご容赦頂ければと思います。

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アニメオタクそのものが問題か

上記のようなファンタジーの世界に閉じこもることは言ってみれば現実からの逃避と言えます。
しかしながら、私を含めて誰もが現実から逃避したい事はあります。
私達は学校や会社でノルマをこなしつづける必要がありますが、それだけでは心が死んでしまいます。
そのため、心が潤うような楽しみ、趣味が必要です。

趣味は音楽だったり、運動だったり、本を読んだりなど色々あると思います。
人によって千差万別です。
そう考えると、アニメも心が潤うような楽しみを形にするための手段の一つと考える事が出来ます。

アニメは手段という考えにもとづけば、アニメオタクそのものに問題はありません。
アニメオタクはアニメの内容に詳しい人の事をさすのみだからです。
アニメを楽しむ過程でついでに内容に色々と詳しくなった、それ以上の意味を成しません。

しかしながら、私が高校の頃より前からずっとアニメオタクに関してはネガティブなイメージを持たれていました。
具体的には不衛生(汚い・臭い)やコミュ障(コミュニケーション障害)と言った具合です。
アニオタに対するネガティブな意見として「アニオタは気持ち悪い。」と当事者の耳に入ることはよくあります。

次の節では「アニオタは気持ち悪い。」を考察します。

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「アニメオタク(アニオタ)は気持ち悪い。」の考察

まず、ネガティブなアニメオタクのイメージは対象が暗黙的に限定されていると考えます。

なぜなら、オタクの程度の差こそあれ、言葉通りに「アニメオタクは気持ち悪い。」とすると国民的アニメと言われるジブリ作品や冒頭話したドラゴンボールZNARUTO鬼滅の刃の内容に詳しい方が全員もれなく・・・・・・「気持ち悪い」対象になってしまうからです。
さすがにその解釈は無茶があります。

次に、ネガティブなアニメオタクのイメージ対象は誰かを考えます。
対象はピーター・パン・シンドロームから脱することができない方々です。
ファンタジー(完璧な世界)に閉じこもってしまった方々です。

どういうことか。
「アニオタは気持ち悪い。」という意見を参考文献の言葉をなるべく拝借して言いかえます。

「無責任なうえに不安感・孤独感・性役割の葛藤に向き合うことがない。一方でひたすらにナルシシズム(自己愛)で作った理想的な自己像とショービニズム(男尊女卑)からなる完璧な男性像にこだわり続ける、そんなアニオタが気持ち悪い。」

要約すると「アニオタは気持ち悪い。」は「現実と向き合わずにアニメに逃げているから気持ち悪い。」ということなるのではないかと考えます。

現実を見ないピーター・パン・シンドロームをわずらったアニオタは、参考文献の「成熟拒否症候群」の文言にもある通り、精神的に未熟です。
ただ自分だけの世界(アニメ)で人魚のように泳ぎ続ける一方で、相手に対してはそんな自分を無条件で・・・・認めてほしい・受け入れてほしい・私に対してもアニメと同じような受け答えをしてほしい、最後は私の心を分かってほしい、と言った具合です。
ひたすらに一方的に口を開けてお菓子を待ち続けるこどもの様に受動的に見えるでしょう。

ピーター・パン・シンドロームによるアニオタの精神的な未熟さは生き物としての弱さにもなると考えます。
生き物として弱い、ということは他の同性・異性よりも弱いということです。
必ず直面する葛藤を乗り越え、あらゆる問題に対し、自分で考え、決め、行動し、責任を持つ。
そんな方々と比べれば強さ・弱さという観点でも一目瞭然ではないでしょうか。

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ゆがんだ自尊心をあるべき形に戻すには

私自身の経験ベースの話になってしまいます。

「私は向き合うべき現実から逃げていたんだ」という認識を持つ、ではと考えます。

厳しい言い方をします。
現実から逃げているという認識を持たないから、

  • 同性との会話のときでさえアニメに紐づけたことしか話せないだけでなく、なぜか知識量でマウントを取りたがってしまう。
  • モテるモテない以前に異性と話せない。
  • 必要以上に自分を卑下する、なんとかしたくて葛藤したいと思っている一方で、素直になれない。

はい、私でした。

結局、向き合わないといけない苦しさから逃げ続けることは最後に自分の身を滅ぼすことになるということなんだと思います。

私の認識の話(婚活、該当記事リンクも)

私にとって、現実と向き合う認識を持つ本格的な機会は結婚相談所で行った婚活の時でした。
当時は婚活がうまくいかないことに悩みました。
原因をひとつずつ考え潰していった結果、消去法的に私自身の問題にいきつきました。
嫌でも認めざるを得ませんでした。

私の婚活で悩んだこと、どうやって現実と向き合おうとしたか、深堀したかは次の記事でまとめています。
ご興味ある方はご覧ください。

30000字以上あるため読み終えるためには1時間以上かかります。
また、この記事の最後に結婚相談所のアフィリエイト広告のリンクがありますが、本記事の要旨から外れるため、無視してください。
ご容赦ください。

変更履歴

2022/5/112022/5/162022/5/18

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記事完成

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