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生産性向上と業務効率化は別なんですよという事をおさえればDXはうまくいくとは限らないが経営陣と話す前提ぐらいは押さえられると思う

生産性向上と業務効率化は別なんですよという事をおさえればDXはうまくいくとは限らないが経営陣と話す前提ぐらいは押さえられると思う IT
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DXに携わる方々が私と同じ轍を踏まないことを願って残します。
経営陣と話すときは言葉に気をつけようね、という話です。

生産性向上と業務効率化

乱暴な言い方します。

生産性向上は金になります。

業務効率化は金になりません。

私の例

部長クラス以上がゾロゾロいる会議を想定してほしいです。
業務効率化しました、といった瞬間こうなります。

取締役「お疲れ様。で、成果についてはどうですか?

え、わからない?よーしそのまま話を進めよう!

私「成果??現場の監督者クラスの事務作業が各直で”12時間/月”削減できました。月で〇〇万円分を削減できたことになります。」

〇〇部長「いやいやそれ成果じゃないよね?ムダ削減しただけだよね?」

私「??? 月で〇〇万円分で金額換算できていると思いますが。。。?この分のコストは間違いなく削減できたと考えています」

〇〇部長「(クッッソ焦りながら)いや、君のいう事はあってるよ、ただね、それって実際に金になってないよね?会社的に金を儲けてないよね!?」

取締役「〇〇くん、カワッターくんは生産性向上と業務効率化を混ぜて考えているようだ。あとで指導しておくように。」

おわかり頂けただろうか。

生産性を定義する

生産性は式で表すことができます。
\(\displaystyle 生産性 = \frac{産出(Output)}{投入(Input)}\)

会社の場合、産出(Output)は製品の個数だったり稼いだ金(回りくどく言うと付加価値)だったりします。
投入は産出(Output)を作り出すために使った減資の事です。労働者の人数だったり、お金だったりします。
とりあえず、生産性は何かしらのパラメータを使った1単位の値ということが分かります。

何を指標とするかで出す値は異なります。
詳細は次のリンクを参照してください。
生産性とは, 公共財団法人 日本生産性本部

生産性向上と業務効率化は見ている対象が違う

今回の私の例では労働生産性に関する指標についての評価で指摘を受けました。

私は何が間違ってしまったのでしょうか。
数式化してみると見えてきます。

取締役・部長:\(\displaystyle 労働生産性(1人当たり) = \frac{生産量(Output)}{労働者数(Input)}\)

私の認識(誤った認識):\(\displaystyle 労働生産性(1時間当たり) = \frac{生産量(Output)}{労働者数(Input)×労働時間(h)}\)

取締役・部長は”1人あたり”でみています。
私は1時間あたりで見ています。ちなみに私の認識は取締役・部長からみて誤っています。

つまり、取締役・部長は生産性向上を「製品の生産において同じものをつくために人(オペレータ)を減らせるかどうか」でみていました。つまり、価値を生み出すことに関わる直接業務を想定していました。

”労働者数(Input)”が1人減れば、対象としていたラインにあてがっていた人を別のラインにあてがうという事なります。
ここまでくると経営上のうまみになります。
つまり、成果になります。

トヨタ流で言う「少人」という考え方が適用できるためです。
余計に人を雇う必要がなくなるわけです。
つまり、余計な歳出(給料)を出さなくてよくなるわけです。

「少人」の詳細は次のリンクを参照してください。
第4項 トヨタ生産方式の構築と展開, トヨタ自動車75年史

いっぽう私の認識の生産性向上は間接業務に対して適用していました。
間接業務は生産量に直結しません。なぜなら、間接業務そのものは直接付加価値を生まないからです。

間接業務の生産性向上でも効果あるのになんで?に対する反論

間接業務の生産性向上だって立派な生産性向上じゃん?金に関わるじゃん?と思うと思います。

まず浮かぶのは残業時間の削減です。
しかし、トップ層からみたら信じられないわけです。
浮いた時間で他のことやるだろ、と見られるでしょう。
仕事の質が上がることはうれしいが、結局
残業するんでしょ金に結びついてねーじゃん?となるわけです。

いやいや待て待て、すご~くなが~い目で見たら間接業務の削減は付加価値を生む生産性向上に寄与するじゃん?だって余計な仕事減ったらもっと価値ある仕事に手を付けられるじゃん?てことは必然的に人を減らせる施策(オペレータの作業スピードを上げる施策とか)を考えられるじゃん?余裕ないから考えられないじゃん?てことは人減らすのも業務効率化からやるしかないじゃん?

その通りです。
上式の「私の認識(誤った認識)」の式にある”労働時間(h)”を減らすことに寄与するは、最後は取締役・部長が想定する”1人あたり”の生産性にいきつきます。
人が減らせる”労働時間(h)”分を定量的に確認できたら、それを根拠とした経営判断で”労働者数(Input)”を減らせすことになります。

しかぁ~し、取締役と部長がもとめるものはいつだって「成果」です。
すご~くなが~い目で見ることを前提としているわけではないわけです。
「成果」があるか、ないか、それだけなのです。
蕎麦屋の出前”で見られてしまうだけなのです。
悲しい現実です。

経営陣は生産性向上で喜ぶ・現場は業務効率化で喜ぶ

ここまでくると経営陣と現場が望む生産性向上は言葉が一緒なだけで中身が全く違うものとして見れると思います。

経営層と現場の認識がいつまで経っても平行線な職場はたくさんあるかと思いますが、これなんじゃないか?と思う次第です。

経営陣は金に関わる生産性向上の指標を望んだ(シンプルに直接業務の人を減らす、金の歳出を減らす)。いっぽう、現場は時間的な生産性向上=業務効率化を望んだ(いらない仕事をへらし別の価値ある仕事をしたいだけ、人は減らさない)。

同じ生産性向上で喜んでいても、望むものが異なります。

以上でおしまいです。

近況

最近設備DX屋(兼:LANケーブル引き回し工事担当屋)からDX専任になりました。
以前にも増して立場上会社のトップ(最低でも部長級)と話す機会が多くなりました。
DXは会社の経営指標(金など)やIR資料に掲載される情報にもなるためです。

今回の話は、言うてWebやらチャッピーに聞けばいくらでも出てくる情報です。
もはや何番せんじかわかりません。

そんなこともありますが、私の後学のためにもまとめようかと思った次第です。

なので詳細はチャッピーに聞けばいいよ。
「しょうがくせいでもわかりやすくおしえて」と付け加えれば、もう本当にちゃちゃっと出てくるよ。

あとね、チャッピーは南国少年パプワ君のチャッピーじゃないよ。
(このネタ知っている人は間違いなく私と同世代である)

コメント スパム対応をしたつもり、コメントは残す方向で頑張ってます

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