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【富の再分配】お金持ちになったら何しよう

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元ネタは次の記事2つです。

【奇人】会社ウラミーマンの対応にめちゃくちゃ苦労した話【すなわち奇跡の人】
結論 どのような形であれ、自分の歩んだキャリアに無駄など1つもない会社はジョブマッチングについて本気で考えるべきこれからは質の時代奇人が未来を拓く(奇人は奇跡の人)優秀な人が腐ってしまう組織は滅んでしまえ またPLをやることになった(私派遣...

これから時代、個人から見たらスケールが大きいクソデカ主語級のレベルで、今までの体制が変わっていくと考えています。
そこで、もしも今後、時代のスタンダードか大きく変わって、その波に私が運よく乗れた暁にお金持ちの側に立てたとしたら、どうやって富の再分配をしていこうかを考えました。

もはや私にとって天文学的な確率ですが、考えないのと考えるのでは話が違います。特に初動。

結論

私がお金持ちになったら、真に自由な資本主義に則った富の再分配を実施する。

【私の(到底実現できないであろう)具体例】

  • 私は子供の代まで心配いらなくなるくらいにお金を稼いだら会社をおこす
  • 社会の発展を前提とした競争力のある商品を生み出す
    【課題】
    ヒト(チエ)・モノ...技術や技能, カネ・ハコ...マネージメント
    要するに全部
  • 零細企業でも労働者を内閣府がだしている所得中央値の1.5倍の給与で永続的に雇えるようにする(私にとっての富の再分配のゴール(ベンチマークでもある))
    参考文献1の2019年の実績ベースであれば、所得中央値379万円の1.5倍に相当。

富を独占しようとしたものの末路は決まってる

なぜ富の再分配をしなければいけないか。

理由は何度も歴史が証明しているわけで、私達の貧富の格差が極限まで達した時、組織的な形で富める者たちが、緻密に、巧妙に、秘密裏にすることで、強固に自分たちの富だけは守ろうとすればするほど、富める者たちは壊滅に追いやられるからです。

具体的には、参考文献2より、狭い日本でも江戸時代では農民たちによる様々な一揆が分かりやすい例です。また、参考文献3より、世界でも貧富の格差に起因するデモは、コロナウイルスがパンデミックとなるあたりの2019年12月頃に集中して起きています。

もっと具体的にいうのであれば、利権にまみれてしまった、中抜きが得意なモロモロの会社なんじゃないかとも思っています。どこかとは言いませんけど。彼らは証拠が明るみにでないだけで、本来の資本主義のルール(色々すっ飛ばして、最後は勝者が一人というルール)を悪用して自分たちだけで利益を独り占めしようとしているように見受けられますので救いようがありません(個人の見解)。まぁ、そんな時代も一旦は精算の時期なんじゃないかと個人的には思います。

もっともっと具体的にいうのであれば、SDGsとかでしょうか。SDGsを利用して利益を独り占めしようとする輩がいる匂いがちょっとしたニュースでもプンプン匂っておりまして(個人の見解)、SDGsの考えが結局は拝金主義者の餌食になってしまい、SDGsそのものが破綻しちゃってるんじゃないかと思うわけです。

自分(達)のためのお金は限界がある

とはいえ、まずはお金です。自分が富める者の側でないのであれば、まずはそちらに移らなければなりません。

はい、誠実にがんばって富める者になりました(妄想)。

次に、自分が富める側に移ったら、最低限、子孫のためにも富める方法と財産を残すこと、これが個人としてやらなければいけないでしょう。

では、それ以上はどうするか?自分(達)のためにさらに財産を蓄えていくのか?それでは前の章で話した、富める者の末路が待っているでしょう。

自分(達)のためのお金では限界があります。

私ならどうする?

カワッター偉そうに言っておきながらお前はどうなんだと。

私にとってのお金持ちとは何なのかと言えば、定義すら浮かんでいませんでした。
なので、以上の話を踏まえたうえで考えた結果、次の内容になりました。

  • 家のローン完済
  • 孫の代を含めた子供用の資産を2代先まで構築
  • 潤沢した夫婦の老後の資金

いくらぐらいでしょうか?10億円あれば足りるかな?計算してないから知らんけど。

参考文献4によれば、男性の平均生涯年収は約2.92億円とのことですので、こども2人として孫がさらに4人とすれば計6人となり、最低で2.92×6=17.52億円あればよいとなりますね。10億じゃ足らんやん。

富裕層からしたら「少な!お前本当に金稼ぐ気あんの?」とか言われますね。
いいんです。人並みな生活が保障されるようなところに到達すれば。

何にせよ、上記の金額より稼いだお金は、私(達)にとって、いわゆる余剰金となるわけです。たまるたまる!(妄言)

私にとっての富の再分配

金は稼いだ。もう自分と孫の代まで金の心配はいらない。

では富の再分配だ。どうやって?

そういえばお金持ちになったとして、どうやってやるかとか考えたことがありませんでした。

さあ大変です。しかし昨今はネットで色々調べられる良い世の中です。まずはサクッと実績を見てみましょう。

参考文献5より、匿名を条件に公共へ財を渡すことはできそうです。ただこれ、ずっと続けられるでしょうか。無理ですね。できて2,3回がいいところでしょう。

もう少し原理原則から始めた方がよさそうです。参考文献6を引用します。

われわれは結論として次のようにいうことができよう.所得再分配には,ある人の状態を害することなしに他の人の状態を改善する種類のものと,ある人の状態を改善すれば他の人の状態を害する種類のものとがある.前者の型の再分配は自発的に行われる.慈善行為はその一例である.しかし,それだけでない.政府をつうじて行われる再分配政策の中でもすべての人々の合意の得られるようなものは,前者の型にはいるとみることができよう.しかし,後者の再分配は自発的には行われないだろう.そして,その決定には合意は得られないだろう.後者の再分配の決定はやはり価値判断の問題として残されることになる.

岸 昌三(1971), 再分配の理論的考察, 追手門経済論

「ある人の状態を害することなしに他の人の状態を改善する」か、「ある人の状態を改善すれば他の人の状態を害する種類」かのどちらかで、「前者の型の再分配は自発的に行われる」のは何となくわかります。一方的に富める側から再配分がされるからです。

しかしながら、参考文献6,参考文献7,参考文献8,参考文献9もあわせて参照すると、「ある人の状態を害することなしに他の人の状態を改善する」は限界がありそうです。私の認識が甘かったです。根拠をもって再分配を実施することがメチャクチャ難しいです。
まず、再分配の対象はどこにするか、多岐にわたる項目から選ばなければいけませんし、どのくらい分配するかも決めなければいけません。極めつけは論理的に再分配を決定しうる根拠を明確にしなければいけません。
さらに、一方的な再配分は大量に実施すれば逆効果となります。再配分を行う側と受ける側で、お互いの効能が最大限となるポイントがありますが、一方で、そのポイントは明確にすることが困難です。

詳細の内容はリンクは参考文献にのせていますので、興味あれば確認してみてください。

では、マイノリティである「ある人の状態を改善すれば他の人の状態を害する種類」の方はどうでしょうか。そもそもこの種類は実際どんな内容なのでしょうか。

私は会社をおこすことだと考えています。私が個人としてできうる最も現実的な手段だからです。

具体的には、(天文学的な確率で)副業がうまくいった暁には、労働者を内閣府がだしている所得中央値の1.5倍の給与で永続的に雇えるようにしたいです(最新の中央値で)。これは今の私における富の再分配の完了であり、次のベンチマークでもあります。

技術や技能といった、ヒト(チエ)・モノやマネージメントであるカネ・ハコに関して課題だらけです。前提は、社会の発展を前提とした競争力のある商品を、時代に合わせて生み出すことが必要だからです。しかし、現実は目先の金と、社会に真に必要とされる遠い将来の理想で、いつもお互いがせめぎ合うんだろうなぁと。

なんにせよ、零細からスタートし、同じ志をもった仲間をあつめられたならば、細々とやっていけると考えています。あと、結果上手くいったとしても利権にドップリ浸かったら歴史の繰り返しになって終わりになるんだろうなと。

「他の人の状態を害する」というのは、私のおこした会社が他の同業者を最悪廃業に追い込むことだと考えます。ただ、今後の時代の流れを鑑みるに、利権が大部分を支配する会社(腐敗した会社)では、そういった会社は淘汰されるものだと考えていますので、むしろ良いのではと考えています。それ以外の場合、純粋に時代と合わなかった(結果だけで見れば必要とされなかった)ということになるのでしょう。

利権がらみにおいては本当に辟易とししています。
製造業に限らずですが、あらゆる面で原価低減こそ企業価値向上、競争に勝つ源!とかほざいて過剰品質にも関わらず限界まで極みを目指した結果、変えようがなくなった業界のヒエラルキーが構築され、現場も身動きができなくなり、状況を変えようもなくなった労働者は使い捨てと同じような扱いを受け、後継者が育たない~を繰り返し、皆を疲弊させた立役者が、今度は取り締まる役になってしまっている状況。立場変われば言うこと変わり、理想論を振りかざせど、ここまで組織の身動きをとれなくした張本人が堂々とそこまでいえるかと。もはやサイコパスの類といっても過言ではない、今までの行いを含めて自作自演か?と思える始末。
マジで日本の物質中心主義代表バブリー世代(勿論、全員ではない)は破壊の限りを尽くしてくれた名残があるとするのであれば、それはもうなくなってしまった方がいいのではと思うわけです。

物事極まったらご注意をってことですね。

参考文献

  1. 全世帯の所得分布(2022), ―人への投資を原動力とする成長と分配の好循環実現へ― 2章 第2-1-9図, 令和4年度 年次経済財政報告 , 内閣府
    https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je22/h06_hz020109.html
  2. 一揆, Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E6%8F%86
  3. Economic Protests Are Spreading Across The Globe. Here’s Where And Why, Sergei Klebnikov, Forbes, 2019
    https://www.forbes.com/sites/sergeiklebnikov/2019/12/03/economic-protests-are-spreading-across-the-globe-heres-where-and-why/
  4. 生涯年収の平均はどれくらい?将来への備えはどれくらい必要なの?, ほくぎん マネーのツボ, 北陸銀行
    https://www.hokugin.co.jp/cs/increase_insurance/contents/003.html
  5. 市役所窓口に現金2000万円入り紙袋!「匿名でお願いします」と女性が持参…多額の寄付金に市役所もビックリ 北海道・美唄市, 北海道ニュース UHB, UHB 北海道文化放送
    https://www.uhb.jp/news/single.html?id=33729
  6. 岸 昌三(1971), 再分配の理論的考察, 追手門経済論集
    http://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000145OTEMON_102711205
  7. 正村 公宏(1976), 「分配」と「再分配」 ―「公正」とは何を意味するか―, 季刊社会保障研究 第11巻 第3号 02
    https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/sakuin/kikan/1103.htm
  8. 高山憲之(1976), 所得保障の経済学的分析 ―所得再分配へのアプローチ―, 季刊社会保障研究 第11巻 第3号 04
    https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/sakuin/kikan/1103.htm
  9. 古川 知志雄(2021), 構成要素から望む再分配政策―「財」と「役務」による要素分類の試論―, 横浜国際社会科学研究 26 (2), 横浜国際社会科学学会
    DOI:https://doi.org/10.18880/00014079

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