誤字脱字修正
②章「今の上司って今とこれからの責任はとらねーよな」の内容修正
変更前:
ガチガチのがんじがらめ。
変更後:
秘伝のタレの思想が引き継がれていればいいよ?
でも実際中身全くわからんブラックボックスじゃん?
なのにルールだからって守ってるガチガチのがんじがらめ。
③冒頭の個人的な自分語りを章「終わりに(個人的な自分語り)」として一番後ろへ移動
④誤字脱字修正(章も含めて)
何があった?設備導入のリーダー(まとめ役)に任命される
ひょんなことでした。
弊社の設備更新でメカ屋とソフト屋(電気屋でもある)の抗争に巻き込まれました。
当時の私は勤め先のIT企業から派遣されて生産技術をやっていて、本来なら業務上関わりません。
【補足】
メカ屋:工場設備のロボットメイン。機構とか強度とかを見る部隊。
ソフト屋:PLCラダーメイン。盤屋でもあり電気も担当の部隊。
どんどん抗争に巻き込まれていきます。
燃えに燃える。
この時すでに間に挟まれていました。
(右側のツイートの元ネタはアンパンマンです、言わんでもわかるとは言わない)
そして私が仲介していたのをメカ屋とソフト屋の管理職クラスに気づかれ正式にリーダーとして任命されました。
私がやったこと
- メカ屋とソフト屋(電気屋)の仲裁
- 双方のチームの作業時間の確保
考え方は次の通りです。
- メンバーの感情面の改善
- やめる作業の選定、実行:説明責任をリーダー(私)に一極集中
順を追って説明します。
メカ屋とソフト屋(電気屋)の仲裁
どこの会社も同じといっても過言じゃないと思っていますけど、弊社のメカ屋とソフト屋(電気屋)もとにかく仲が悪かったです。
話は長くなるので割愛しますが。
私がリーダーを任されたときには修復不能でした。
もうお互いの言い分が一方通行していました。
収集つかん。
感情面のたてなおしが最優先でした。
まず私が始めたことはメカ屋とソフト屋の会議をやめたことでした。
お互いの物理的な距離を離したのです。
そんでもって業務の情報を私に上げてもらう→もう一方のチームとやり取りと言った方式をとりました。
要は仲介です。
ひと手間かかりますが、現状はこれがベストアンサーでした。
これについてはリーダーになる前にお互いの腹を割った不満を生産技術の立場として聞けたことも大きかったです。
もちろん排反があります。
お互いの必要な情報がメンバー間で"直接"やり取りできなくなることです。
ましてやメカ屋とソフト屋(電気屋)、お互いの機械的・電気的な取り合い(インターフェース的な部分、特に安全面(インターロック関係))が大事なのはその道の方なら常識です(言わなくてもわかるとか言わない)。
死活問題です。
幸いこの排反は何とかなりました。
技術面として(偶然にも)私が今までやってきた生産技術、前職の盤屋(ソフト・電気)と大学時代のロボットの知見が活かされたからです。
- 生産技術
現場の怖い人達とやりあった胆力
材料力学の基礎(現状の私の本分の塑性加工学は活かされなんだが) - 盤屋
PLC・電気回路・電子回路・組み込みの基礎・配線計画・電気用品(リレー)とかの主たる機能 - ロボット
ロボティクスの基礎(座標系・稼働領域・特異点)
私ではなんて言葉にしたらよいか分かりませんでしたが、メカ屋ソフト屋の両メンバーからは「いろいろ言いやすい、やりやすかった」のフィードバックをもらいました。
業務の成果としては0ですが、私的には大きな進展だった思っていますエッヘン。
双方のチームの作業時間の確保
もう一つは双方のチームの作業時間の確保でした。
とにかく本来求められる成果物の作成に100%とはいかないまでもなるべく注力できるような環境整備に力の大半を注ぎました。
無駄・無駄・無駄
これは組織の問題です。
ぶっちゃけ大変でした。
メンバーの置かれている状況はハッキリ言って無駄の一言に尽きました。
何が無駄かって、例えば毎週毎週こんなことやってたんですよ。
- 業務報告会(チーム内) …準備0.5h~1h 会議0.5h~1h
- 業務報告会(偉いさん向け) …準備4h~8h 会議0.5h~6h(←!?)
喧嘩タイムメカ屋とソフト屋(電気屋)の情報交換会…準備0.5h~2h 会議0.5h~1h
※時間は一人における値
細かくすれば他もありましたが、割愛。
アホくさくありません?
1週間、残業しないことを前提とするなら8h*5day=40h。
上記だけでもMAXなら19h使う、四捨五入して40h中の約50%は会議に使っている。
しかも一人分ですよこれ?人数分だとヤバいヤバいよヤバ杉君です。
定時内に使った19h分は勿論残業で挽回します。
19hが5日で残業3.8h/日。
定時が17時だとして考えるとだな21時まで残業か。
普通に毎日深残じゃねえかおわってんなまじで。
実際は36協定の制約があるので、残業MAXなったら強制退社コース。
強制退社いいじゃんうらやまC♪じゃないですよ、遅れた分は説明責任でガン詰めコースです。
家に帰ったら明日に震えて眠るんです。
そりゃメンバー、身体的よりも精神的に疲れ果ててピリピリするわすぐに怒るわ喧嘩もするわよく分かったわ。
上記のように、メカ屋ソフト屋(電気屋)双方のメンバーは一番大事な成果物を作ることに集中できるような状態ではなかったのです。
私からいわせてもらえば、One of Japanese Traditional Companysの典型例。
JTCじゃないよOJTCだよJTCは概念じゃないもん数えられるしいっぱいあるもんお父さんとお母さんが言ってたんだもん。
何をやらないと決意するか
私の考えを聞いてもらったうえで、メンバーには業務報告会(偉いさん向け)の会議に出席してもらうことをやめてもらいました。
資料の作成および偉いさんの報告は私だけで対応しました。
やったのはチーム内の業務報告会だけ。ちなみに目的を報告会→困りごと相談会にしました。
- 業務報告会(チーム内) …準備0.5h~1h 会議0.5h~1h →困りごと相談会として続ける
- 業務報告会(偉いさん向け) …準備4h~8h 会議0.5h~6h(←!?) →やめる
喧嘩タイム…準備0.5h~2h 会議0.5h~1h →やめる
カワッターお前それだけで報告資料できんの?と思いましたでしょうか。
やりました。
楽々できました、ではないのがミソです。
ツイートにあるようにメカ屋とソフト屋(電気屋)の事務所にチョロ顔出しした時に、バーーーーっと発表用のポンチ絵を作っていくスタイル、その場で合意を取ります。
資料は最小限、極力作らんスタイル。
話の方向性さえあってればいいんですよ。
ポンチ絵の状態ですので、最後の作り込みは私です。
なので説明責任は私が全部請け負います。
それでよいのです。リーダーのあるべき姿と考えます。
元々のねらいもメンバーの説明責任からの解放でしたし。
ただ一方で大変なこともありました。
お偉いさんたちの理解が全然得られなかったからです。
「カワッターが全然情報を上げない!」「進捗が見えない」「メンバーが好き勝手やって収集がつかなくなっている!」などなど騒ぎに騒ぎまくってたわけです。
言わせてもらいますが、まったく情報を上げていないわけではないです。
てかあげてたし。
でも、お偉いさん達から見れば会議による合意がないことがとにかく不満だったわけです。
まぁ結果うまくいったんですけどね?
今の上司って今とこれからの責任はとらねーよな
そんなこんなで炎上プロジェクトは無事(?)クローズしました。
めでたしめでたし。
じゃねーよ。
ここからが本題です。
ここまでが長くてすみません。
反省はしていません。
今回の件で私は組織に対しての不満が爆発してしまいました。
上の奴ら、責任をとらなさすぎなんですわ。
てか逃げてるんですわ。
ちなみに過去におこった責任のことじゃないよ。それ結果責任。上の立場なら逃れられないこと。
私が言いたいのは「今とこれから」の責任のことなんですわ。
「今」ってのはメンバーに不必要な責任(今回みたいな説明責任とか)を押し付けないようにする責任。
「これから」ってのは不確定な状況のなかでリスクを負う責任。
今回の件で私がやったこともこの内容です。
意識をしていました。
だってさ、人は数十年前と比べて激減。
でも仕事の進め方は数十年前と比べて変わらない。
仕事の進め方やり方考え方、何十年も何も変わってなくね?
で、ルールだけは老舗焼き鳥店の秘伝のタレのごとく継ぎ足し続けているわけだ。
秘伝のタレの思想が引き継がれていればいいよ?
でも実際中身全くわからんブラックボックスじゃん?
なのにルールだからって守ってるガチガチのがんじがらめ。
一方で作業効率化(笑)は紙の作業がWeb(Internet Explorer)・EXCEL・CADに置き換わった程度でしょ。
そりゃ鉛筆カキカキと図面をドラフターシュパパパがマウスとキーボードのポチポチに変わったことで若干は改善されたことはわかるよ?
でも本当に欲しいボタンポチ~でババババっと所望の事ができるシステム、大抵あってもメンテされてない死にシステムになってるでしょ?
こんな状況で浮かぶのは一つしかないのよ。
いままで培ってきた秘伝のタレを捨てたくないんでしょ?
秘伝のタレ捨てたら周りからA級戦犯のごとくガンガン責められるからでしょ?
あとあなた下の人に言う時はガンガンいっているくせして上に提言するときは時はメンツだのご機嫌だのといってガンガンいかんよね?
そういうとこよ?
ちゃんと部下は見てるよ?
リーダーって意味わかってる?Leadする人よ?
下の人の先に立って引っ張っていかないといけないわけ。
後ろにたって皆のケツ叩くことじゃないよ?
あまつさえ上に対する言い訳として「私はちゃんと指導した、確かに言った」とか平気でいえるんだよね。
あほか。
あとあれだ。
「何かあったら責任はすべて取る!だから安心してキミはプロジェクトをすすめてくれ!」とかいうやつ。私の独断と偏見がふんだんに入っているのは承知なんだけど、総じて自分が責められそうになるヤバいときになりそうになったらフェードアウトするか安全な立ち位置に移ろうとするよな?その時だけ本人が動くように仕向ければいいとおもっていったの?それで本人の了承を取った、とかのたまうつもり?で、自分がヤバそうになったら逃亡?気がつけば責められるはずのお前がなんで責める側にいる?
ぶっとばしたろか。
そういうとこやぞ。
ああ、令和になっても自分のことしか考えない(部下のことなんかどうでもよいと考える)無責任な上司がはびこる時代が続くなぁと思った次第です。
タイトルの令和無責任時代が浮かんだわけです。
後日談
私自身の生産技術の業務、アホ程遅れてしまい結局ガン詰められ丸になっていましたとさ。
めでたしめでたし。
じゃねーわ。ぴえんを通り越してぽえん。
終わりに(個人的な自分語り)
カワッターです。
当時の私は派遣だったんですが、派遣先でとある設備導入のチームのリーダー(まとめ役)にいきなり任命されました。
理由は前リーダーが体調不良で長期休暇となったためです。
このくだり…ご推測のとおりです。
納期はカツカツ。いわゆる炎上プロジェクトです。Project of ENJO.
しかしながら無事に(嘘ですなんとか)プロジェクトを完了することができました。
完了はできたのですが、その中で昨今の会社のリーダーのあり方やいつまでたっても変わらない組織について不満が爆発してしまったため、まとめることとしました。
社会人になって10年以上たつのに状況が何も変わっていないことがまことに遺憾であります。
すみません体の良いこと言いましたがタダの愚痴です。
私カワッターはアラフォー、ミレニアム世代の人間です。
いい年こいたオッサンが激おこぷんぷんエクストリームハリケーンしました。
個人の見解です。
データ数N1全特性をご覧あれ。
あと、具体的な業務内容はお話しできません。
鉄工所と言った時点でエンジニアの世界は狭いんです。
身バレ怖いんです。
ご了承ください。
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