Google検索順位を決定する、最も基本となる部分について調べました。
結果、キーワード的SEOばかり気にしても意味がないと考えるようになり、「誰か1人にとって良い記事になるように書こう」という意識にシフトしたほうが長続きしますし、健全です。
記事の内容
- Googleがページを評価する基本形が分かります
- 自分の意識をキーワード的SEOから「被リンクを頂く事を優先する」にシフトします
結論
Google検索で自分のページの順位を上げるには、
まずは自分のページを被リンクされること
→結局「良いコンテンツを作る」という難しいことをするのみ!!
被リンクを頂いたサイトはGoogleが高く評価しているサイトである
+ 引用頂いた相手のページが他のページの引用を少なくしている
= 自分のページのGoogle検索順位は上がりやすい
Googleの検索の仕組み
まずはGoogleが、どうやって検索を実現しているか、ざっくりパッと見られる動画を探しました。
2010年の動画ですが、分かりやすかったです。
日本語字幕あります。
動画は次の内容を説明しています。
- クロール&インデックス
- アルゴリズム(どういった手順でサイトを探しているか)
- スパム対策
- ポリシー(Googleが大切にしていること)
Googleの考えやルールを知ることで、ブログの業績があがるわけではないと思います。
しかし、私達のページは、Googleの検索エンジンの上で動いていることも事実です。
そのため、Googleの考えやルールを把握しておくことは重要です。
ページランク
今回のハイライトです。
スタンフォード大学の文献に、Googleがサイトを定量的に評価する基本式がありました。
ページランクという考え方です。
界隈では有名な文献であることを知りました。
「2.1 PageRank: Bringing Order to the Web」をみてください。
と言いつつ、私は読めません。
なんてったって、私TOEIC280点ですから!
まずは原文です。
We assume page A has pages T1...Tn which point to it (i.e., are citations). The parameter d is a damping factor which can be set between 0 and 1. We usually set d to 0.85. There are more details about d in the next section. Also C(A) is defined as the number of links going out of page A. The PageRank of a page A is given as follows:
引用元:The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine, Stanford University
PR(A) = (1-d) + d (PR(T1)/C(T1) + ... + PR(Tn)/C(Tn))
Note that the PageRanks form a probability distribution over web pages, so the sum of all web pages' PageRanks will be one.
はい、読めません。
気合いを入れて辞書をひけばいいっちゃいいのですが、ここはブログです。
皆さんに読んで頂かないといけません。
OK,Google、日本語でOK。
翻訳してもらいました。
ページAには、それを指すページT1 ... Tnがあると想定します(つまり、引用です)。パラメータdは減衰係数で、0と1の間で設定できます。通常、dは0.85に設定します。次のセクションでは、dの詳細について説明します。また、C(A)は、ページAから出て行くリンクの数として定義されます。ページAのPageRankは、次のように指定されます。
引用元:The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine, Stanford University
PR(A)=(1-d)+ d(PR(T1)/ C(T1)+ ... + PR(Tn)/ C(Tn))
PageRankはWebページ上の確率分布を形成するため、すべてのWebページのPageRankの合計は1になることに注意してください。
要点は以下の通りです。
- 始めはみな投稿したページに決められた持ち点を与えられる(同じ点数です)
- まずはどなたでも良いので、自分のページのリンクを頂く(記念すべき1ページ目としましょう)
すると次の条件が発動します。
- 相手のページの評価点が分子にはいります(=PR(T1)です)
- 相手のページが引用している他のページの数が分母にはいります(=C(T1)です)
- 減衰率dは事前に決まっています
項「d(PR(T1)/C(T1))」の完成です!
おつかれさまです!
あとは、記念すべき2ページ目以降も被リンクを頂きます。
同じ要領で自分のページに点数が加算されていきます。
自分のページを引用してくれた相手のページの評価が高いほど、自分のページの評価も上がります。
よって、Googleの検索順位は上位に上がります。
ここで一つ疑問が浮かびます。
そもそも評価の高い相手はどうやって高い評価をもらったのでしょうか。
答えはやっぱり被リンクです。
始めはみな駆け出しのページです(持ち点は同じ)。
そこから相手のページが「これは良いページだ!」と評価され被リンクを沢山もらったとします。
この時点ではまだ相手のページはGoogleから点数をもらえません。
ここからです。
被リンクをしてくれたページは「これは良いページだ!」と、また別のページから被リンクを頂くことになりました。
すると、被リンクをしてくれたページの評価が上がります。
さらに、式PR(A)に従って相手のページの評価が上がります。
これがどんどんつながると一番点数が良くなるのはどこでしょうか。
情報の発信源である相手のページです。
まるで情報の発信源である相手のページに点数がどんどん集まる構図が出来上がります。
元請←1次下請←2次下請←…n次下請といったような搾取のように…
以上です。
じゃあどうするか
結局は、「自身のページのGoogle検索の順位を上げたいなら、自分のページを読者から被リンクして頂き、ドンドン波及させていきなさい」
です。
そのためには、良い記事を早く書いて周りに普及させていかなければいけません。
要するに、「自分が誰よりも、価値ある情報を誰よりも早く出す情報のパイオニアに、なりなさい!」
となります。
Googleはスタンフォード大学の特許をいまだに独占的にライセンスしているので、私はこの被リンクの考え方がいまでも最も根幹となる考え方であると考えています。
一方でスタンフォード大学の文献の内容は最も基本的な部分のみとなるため、アラが沢山あります。
私達のほうで故意的に順位を上げることができてしまいます。
そのため、実際はGoogleが私達が悪いことができないように対策をしているはずです。
キーワード的SEOは大事…でも良い記事を書く意識はもっと大事
Googleの検索順位を上げるには他の方から被リンクを頂かないといけません。
ではキーワード的SEOは?
検索にヒットするだけの要素、と考えます。
そのため、キーワード的SEOをドンピシャでできたとしても、被リンクを頂かないと自分のページの順位は上がりません。
検索結果の最後に追いやられてしまうでしょう。
私はそう思うと、キーワード的SEOに注力することに労力を割くことに意味を感じなくなってしまいました。
良い記事を書いて被リンクを頂くこと。
それに優先すればよいと考えるようになりました。
なにより、自分の記事を引用頂けるってすごく嬉しいですよね?
それを目指すだけで頑張れます。
まとめ
Googleで自分のページの順位を上げるには被リンクを頂きます。
被リンクを頂いた相手のページの評価が高いほどランクが上がりやすくなります。
キーワード的SEO対策で、たくさんの人に見られるようにすることも大事です。
しかし被リンクを頂けない時では、たとえキーワードで引っかかったとしても検索結果ページ最後に追いやられてしまうでしょう。
よって、優先すべきは被リンクです。
たった1人の方にとって、「本当に良い」記事を書くことで1つの被リンクを頂けるようになりましょう。
駄文
Googleが、ページの順位を決定するための基本形をカワッター的な解釈でお話ししました。
良い記事を書こう。
今は無理でもすこしずつでもいいから努めよう。
そのためには色々勉強・実践を繰り返して、実力を付けていこう。
以上の考えを持つことができましたし、これからも続けていこうと思っています。
仮に、現状のキーワード的SEO対策を極めたとしましょう。
ある日、Googleのコアアルゴリズムのアップデートが実施されました。
どうでしょう、またキーワード的SEOの対策を実施しなければいけません。
つまり、Googleのアップデートをされるたびに永遠と小手先の対策ばかりをしなければいけなくなります。
これでは精神的に疲れてしまいます。
それならば、SEOの根本となる、基本的な考え方だけおさえ、後は良い記事を書くように努める方が建設的だと考えるようになりました。
そこで、私はまずGoogleがページを定量的に評価している手法を公開されているかを調べました。
そこで見つけたのが、スタンフォード大学が公開している「ページランク」でした。
現在はページランクの考え方がGoogleが改良を重ねています。
どのような改良をしているのか、それはわかりません。
そのため、公開されている式の係数の決定方法を変更しているのか、新しい項を作成しているのか、または全く別の式になっているのか、まったく分かりません。
しかし、Googleがスタンフォード大学の特許をいまだに独占的にライセンスしていることから、「被リンク」の考え方を全ての土台にしていることは間違いないのでは、と私は考えています。
Google検索順位をあげるためにはSEOが大事と言われています。
私も自分の記事は見て頂きたいので対策を行っています。
ネットにはたくさんのSEO対策があり私も重宝させて頂いています。
しかし、ちまた(特に日本)の情報ではキーワード的SEOに関する情報ばかりです。
そんな中、私自身もキーワード的SEO対策に躍起になっていましたが小手先感が否めず、疲れてしまいました。
結果、読者の事を考えた記事を書こうとする姿勢が弱くなってしまいました。
そしてこの記事を作成するに至りました。
これを書いている時点で、私はブロガーとして実績はありませんので自戒の意味を込めてまとめました。
コメント スパム対応をしたつもり、コメントは残す方向で頑張ってます